最近見た酷い日本語タイトルの映画の話。

50 of the Worst Movie Titles of All Time(史上最悪な映画タイトル50)

ハリウッドでもこんな記事があるぐらいタイトルは作品を象徴するものとして重要だと思うのだが、多くの人から顰蹙を受ける日本語タイトルというものは残念ながら存在する。

今回はそんな不運に見舞われた(もしかしたらこのタイトルがベストと思っている人がいるかもしれないがそこはご容赦を)ある作品を紹介しようと思う。

愛とセックス

Amazon primeで今月末まで見放題配信している2015年アメリカ制作のラブコメディ。Amazon primeをザッピングしてた中で見つけた作品。主役のジェイク(ジェイソン・サダイキス)の吹き替えを宮本さんが担当してたので、ラブコメディは範疇外だけど見てみた。

今までセックスが原因でどの恋愛もうまくいかなかった二人が、あえてプラトニックな関係を築いていこうという話。下ネタだらけでも不思議と不快感は少ない。あくまで個人的な感覚だけど。多分、くどいセクハラとか冷やかしとか嫌がらせといった他人に対する攻撃性があまりないからかも。もう一人の主人公レイニー役のアリソン・ブリーのキュートな魅力もあり、楽しく見られた。そして、アダム・スコットが演じるジェイクのライバル的な男、マシューがとても良い。アダム・スコットって初期のふかわりょうみたいなシュールな男のイメージだから真面目な顔でモテキャラを演じてて面白い。さらに、吹き替えが三上哲さんという最高に良い声なのが笑える。

それだけに、日本語タイトルはもっと頑張って考えて欲しかった。それにしてもひっどいな、このタイトル。検索しようにもどうでもいい他のサイトが先にヒットして欲しい情報が探しづらい。違う、知りたいのはアシュトン・カッチャーじゃない。そもそも、このタイトルで客がつくと思ったんだろうか。謎。

それはともかく、作品情報が少なすぎて日本で上映してたのか、ソフトが出てたのか、CSとかでやってたのか、配信スルーになったのかよくわからない。Filmarksには2015年の感想があったから日本では見れてたようだ。吹き替えがいつ収録されたものかも不明。宮本さんのwikiには情報がなかったけど、知名度がなさすぎるからか。

ところで、なんで吹き替えのクレジットがないんだよAmazon prime。レイニー役のアリソン・ブリーの吹き替え、絶対聞いたことあるんだけど思い出せない。とりあえず、wikiに記載されてた配役は以下の通り。

ジェイク(ジェイソン・サダイキス):宮本充
サンダー(ジェイソン・マンツォーカス):多田野曜平
ナオミ(アンドレア・サベージ):品田美穂
マシュー(アダム・スコット):三上哲

あと、ジェイクの上司役は根谷美智子さんだと思う。こんなにベテランを起用しているのにクレジットなしとかありえない。ほんと、動画配信サービスは吹き替えキャストまできちんと掲載するべきだと思うよ。声優も役者と同じ知名度が重要な商売なんだから。

そんな酷い日本語タイトルの『愛とセックス』だけど、呼吸するように下ネタを連発しまくる宮本さんの吹き替えに興味がある方は今月中にAmazon primeで是非。

木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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