おすすめ吹替作品

吹替声優勝手におすすめ出演作品 第6回「魏涼子さん」

個人的にお気に入りの吹替声優をピックアップし、出演作品を勝手におすすめするよ。自分が見た作品を元に記載しているので、どんどん追加するかも。

第6回目は、儚く純粋な役や芯の強い役、ミステリアスな役など幅広く演じられる魏涼子さんの出演作品をご紹介。

簡単なプロフィール

生年月日:1972年7月20日
出身地:大阪府
所属:劇団青年座
 

花の生涯〜梅蘭芳〜

『さらば、わが愛/覇王別姫』の陳凱歌監督作品。
京劇の近代化に貢献し、当代一の名女形と謳われた梅蘭芳と、彼に惹かれ、彼の人生に深く関わった人々の物語。

京劇の才能に恵まれた女形の梅蘭芳。彼を心から愛し、全てを投げ打って支えると決めた元政府高官の邱如白。梅は義兄弟の契りを結んだ邱の後押しを受けて師匠の十三燕との演技対決に勝ち、一躍スターの座を手に入れる。歌い手の福芝芳と結婚し、順風満帆と思われた梅だったが、邱と妻の過干渉に鬱々とした日々を送っていた。そんなある日、梅は人気の若手男形である孟小冬と出会い惹かれ合うようになる…

孟小冬

演:チャン・ツィー
人気のある男役京劇役者。仕事もプライベートも雁字搦めの生活を送っていた梅蘭芳の心に寄り添うが、その関係も悲劇に終わる。

出番はそれほど多くないが、チャン・ツィーの圧倒的な華やかさと魏さんの涼やかな声が強く記憶に残る。不倫した後、奥さんに凸っていくシーンはドキドキした。

キャスト

梅蘭芳 (レオン・ライ):宮本充
孟小冬(チャン・ツィイー):魏涼子
邱如白(スン・ホンレイ):てらそままさき
福芝芳(チェン・ホン):中司ゆう花
 

HERO

『紅いコーリャン』『初恋の来た道』など、数々の話題作を生み出した中国映画界の巨匠・張芸謀(チャン・イーモウ)が手がけた武侠映画。

中国、戦国時代。幾たびも刺客に狙われてきた秦王は心を許せる忠臣以外、自分の身辺100歩以内に誰も立ち入らないよう厳重な警備体制を敷いていた。ある日、名高い3名の刺客の武器を持参してきた「無名」という男が秦王の前に現れる。王の御前30歩の距離で謁見を許された無名に対し、秦王は3名を倒した経緯を問う。

如月

演:チャン・ツィー
多くの弟子を抱える書の師範、残剣に使える侍女。無名が語る物語の中で、如月は残剣の身の回りの世話を一手に引き受けていた。残剣に対して恋心を抱いており、飛雪と三角関係の末に残剣と飛雪を破滅させた。

従順かつ淑やかでありながら深い熱情を秘めたキャラクター。虚実が入り混じる複雑なストーリー上、同じキャラクターでもシーンによって表情が全く異なり、その演じ分けも魅力の一つになっている。
この映画の大きな特徴とも言える色彩と、それを支えるワダ・エミの衣装が素晴らしい。

キャスト

無名(ジェット・リー):森田順平
残剣(トニー・レオン):小杉十郎太
飛雪(マギー・チャン):塩田朋子
如月(チャン・ツィイー):魏涼子
長空(ドニー・イェン):木下浩之
秦王(チェン・タオミン):津嘉山正種
老館長(リウ・チョンユアン):永井一郎
 

ショーン・オブ・ザ・デッド

通称「スリー・フレーバー・コルネット3部作」と呼ばれる、エドガー・ライト、サイモン・ペグ、ナイラ・パーク、ニック・フロストが関わったコメディ作品のひとつ。言わずと知れた名作ゾンビ映画『ドーン・オブ・ザ・デッド(邦題:ゾンビ)』のパロディ。

ショーンは家電量販店で販売員をしている29歳。同僚からはコケにされ、義理の父親とは剃りが合わず、恋人のリズには記念日のデートが原因で振られる始末。傷ついた心を癒すため、お気に入りのパブ「ウィンチェスター」で親友のエドと飲み交わす。家に帰ると同居人のピートが強盗に噛まれたという。翌朝、ロンドンの街はゾンビに感染した人々で溢れかえっていた。庭に2体のゾンビが現れたことでようやく事の重大さに気づいたショーンとエドは、ゾンビを倒しリズを助けに行くことに…

ダイアン

演:ルーシー・デイヴィス
主人公ショーンの恋人リズのことが好きだったデービッドの恋人。いまだにリズのことを引きずっているデービッドに対して愛を貫く一途さをもつ。売れない女優。

頭のネジが抜けている個性的なメンバーの中でも(多分)まともなほう。適応力が高く行動派。ただ、その行動力が後半では仇となる。適度な天然っぷりとしっかり者のバランスが魏さんの声によく合う。ゾンビの真似は笑える。

キャスト

ショーン(サイモン・ペッグ):横島亘
エド(ニック・フロスト)茶風林
リズ(ケイト・アシュフィールド):本田貴子
デービッド(ディラン・モーラン)てらそままさき
ダイアン(ルーシー・デイヴィス):魏涼子
フィリップ(ビル・ナイ):野沢那智
ピート(ピーター・セラフィノイス):岩尾万太郎
 

白い闇の女

2016年に作られたサスペンススリラー。ジャッキー・チェンが製作総指揮としてクレジットされている。

NYのマンハッタンで妻と子供たちと暮らし、刑事事件専門の新聞記者をしているポーター・レンは、あるパーティで若い未亡人のキャロラインと出会う。キャロラインは夫の死の真相を調べて欲しいとポーターに依頼する。ポーターは危険な予感を感じながらも、キャロラインの魅力に抗えず彼女と関係を持ち、仕事を引き受けることにするが…

キャロライン・クローリー

演:イヴォンヌ・ストラホフスキー
主人公ポーターを誘惑し、物語の中心に引き摺り込むミステリアスで蠱惑的な未亡人。

庇護欲を掻き立てるような儚さからの、ポーターを振り回すクレイジーさに切り替わる落差が良い。魏さんボイスの魅力的な人に誘われたら断れんて。

キャスト

ポーター・レン(エイドリアン・ブロディ):宮本充
キャロライン・クローリー(イヴォンヌ・ストラホフスキー):魏涼子
サイモン・クローリー(キャンベル・スコット):星野貴紀
リサ・レン(ジェニファー・ビールス):実川貴美子
ホッブス(スティーヴン・バーコフ):竹本和正
 

バーレスク

映画初主演のクリスティーナ・アギレラやシェールのパフォーマンスなど、音楽面で話題になったミュージカル作品。

故郷アイオワでウェイトレスをしていたアリ。店から給料の支払いを拒否され、レジから未払い分の金を取って歌手になる夢を掴むためL.A.に出てきた。偶然立ち寄ったクラブ「バーレスク・ラウンジ」でショービジネスの世界と運命的な出会いをしたアリは、ソングライター兼バーテンダーのジャックからオーナーのテスを紹介してもらうも門前払い。ウェイトレスが不足していることに気づいたアリは、トレイを手に給仕を始める。やや強引な方法でウェイトレスとして雇われることになったアリにチャンスは思いのほか早く巡ってきた…

アリ

演:クリスティーナ・アギレラ
故郷アイオワを離れて単身ロサンゼルスにやってきた歌手志望の子。偶然立ち寄った「バーレスク・ラウンジ」の華やかなステージに魅せられてウェイトレスとして働くことになった。抜群の歌唱力をもつ。

故郷を離れて自分の力で生きていこうとするアリの力強さが魏さんの芝居とベストマッチ。アギレラの抜群の歌唱力にも引き込まれる。あと、シェールの存在感とソロパートがすごい。

キャスト

アリ(クリスティーナ・アギレラ):魏涼子
テス(シェール):高島雅羅
マーカス(エリック・デイン):斉藤次郎
ジャック(キャム・ギガンデット):佐藤せつじ
ジョージア(ジュリアン・ハフ):細野雅世
アレクシス(アラン・カミング):多田野曜平
ヴィンス(ピーター・ギャラガー):田中正彦
ニッキ(クリスティン・ベル):佐古真弓
ショーン(スタンリー・トゥッチ):岩崎ひろし
 

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木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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