モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ 第5話「出口」【Apple TV+ドラマ】

『ガメラ3 邪神覚醒』と『キング・コング(2005)』しか見たことがないくらい、怪獣ドラマに疎い自分がなぜ、『モナーク』を見る気になったのか。それはひとえに宮本さんが予告PVにちらっと出てたから。雰囲気を見るに2〜3話出れば良い方なんじゃないかと思いつつ、とりあえず全話見ることにする。

ざっくりした作品紹介

レジェンダリー・ピクチャーズが制作したモンスター・ヴァース『GODZILLA』『キングコング:髑髏島の巨神』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『ゴジラvsコング』をベースにしたゴジラのドラマシリーズ。2024年には『Godzilla x Kong: The New Empire』が公開を控えている。

怪獣出現によりサンフランシスコが大破した日「G Day」。その場に偶然居合わせたケイトは怪獣の恐怖を目の当たりにする。その数週間後、父ヒロシが飛行機事故で行方不明に。ケイトはヒロシの秘密を探るため、残された鍵を持ってヒロシが生活していたと思われるアパートを訪れるために日本へ向かう。そこでケイトが目にしたものは、ヒロシが築いたもうひとつの家庭だった…

ざっくりしたあらすじ※ネタバレ注意

G Dayの2日前。ケイトはお気に入りのコーヒーショップの前で恋人のダニーと待ち合わせをしていた。来月にでも二人で一緒に住もうと語り合う二人。

G Dayの1日前。ケイトはダニーではない別の人物と一夜を共にしていた。その日の朝、教室にいたのは数人の生徒だけ。怪獣接近の情報が広まっていた。ケイトに避難指示が伝えられる。

G Day当日。学校から避難するためバスに乗り込む子どもたち。ダニーは保護者を待つため学校に残り、ケイトは子どもたちを送るためバスに乗り込むことになった。

 
現在。モナークに連行されたリー・ケイト・ケンタロウ・メイの4人。ケイトは冷たい部屋の中でじっと耐えていた。一命を取り留めてベッドに横たわっているメイのもとにデュヴァルがあらわれ尋問を開始する。彼女の過去を利用してバックアップのありかを聞き出そうとしていたのだ。4人の監視を続けながらヴェルデューゴとデュヴァル、そしてティムは彼らの処遇を話し合う。

リーは監禁された部屋で過去の映像を見させられていた。ヴェルデューゴが尋問を試みるもうまくはぐらかされる。

モナークから解放され自由を得たケイト・ケンタロウ・メイの3人は、モナークよりも早くヒロシを探し出そうと行動を開始する。

サンフランシスコ、オークランド空港。ケイト・ケンタロウ・メイの3人は、ケイトの母親の友人ジェームズのトラックで、目的地の米連邦緊急事態管理長が作った集合居住地アラメダ・ポイントに向かう。ケイトの家で彼女の母親キャロラインと会うケンタロウとメイ。ケンタロウに対して明らかな拒絶反応を見せるキャロライン。

3人はキャロラインとジェームズの協力を得てヒロシの作業場を探るため立ち入り禁止エリアへと向かう。キャロラインの顔馴染みである門番の兵に心付けを渡し、翌朝まで時間の猶予を得た3人は、見張りの兵士がいる禁止エリアで手がかりを探す。過去のフラッシュバックに苛まれ、動けなくなるケイト。裏切ったまま死なせてしまった恋人ダニーのことが重くのしかかっていた。二人の助けもあり、なんとかヒロシの作業場にたどり着いたケイトは壁にかかっていた地図からヒロシが目指している場所を発見する。

キャロラインとジェームズのトラックで無事に家まで戻ってきた3人。キャロラインにヒロシが生きていることを伝えたケイトは、ヒロシを探し出すことを決意する。一方メイは、モナークで渡された携帯電話の番号からデュヴァルに連絡をとっていた。

ざっくりした人物紹介と相関

リー(2015年)

演:カート・ラッセル
ケイトたちをアラスカに連れてきた張本人。モナークの副長官ヴェルデューゴとは顔見知りのよう。現在監禁中。

メイ

演:カーシー・クレモンズ
ケンタロウの元恋人。タイタヌス・メイ・ヒューイット、ライラ・マテオという名前で登録されている二つのパスポートを所持している。何から逃げているのかは不明。

ケンタロウ

演:レン・ワタベ(渡部蓮)
ケイトが日本で出会った異父兄弟。アーティスト。

ケイト

演:アンナ・サワイ(澤井杏奈)
G Dayの被害者。学校で理科の教師をしていた。同僚にダニーという恋人がいたが、G Dayの前に裏切ったことを後悔している。

デュヴァル

演:エリサ・ラソウスキ
モナークの関係者でティムの協力者。他の人間より頭の回転が速い模様。

ティム

演:ジョー・ティペット
モナークの関係者。リーやヒロシが持っていたファイルに執着している。

ヴェルデューゴ

演:ミレリー・テイラー
モナークの副長官。リーとは顔馴染みらしい。

キャロライン

演:タムリン・トミタ
ケイトの母親。被災地から廃材を集めて販売して生活している。現在ジェームズというパートナーがいる。

ダニー

演:コートニー・ディーツ
ケイトの恋人で同じく教師をしていた。

キャストと吹き替え

役名役者吹き替え
ケイトアンナ・サワイ(澤井杏奈)喜多村英梨
メイカーシー・クレモンズ潘めぐみ
ケンタロウレン・ワタベ(渡部蓮)村瀬歩
デュヴァルエリサ・ラソウスキ川﨑芽衣子
リー(2015年)カート・ラッセル安原義人
ティムジョー・ティペット菊池康弘
ヴェルデューゴミレリー・テイラー井上喜久子

※SNSなどで役者や所属事務所などが自己申告している情報も掲載しています。

キャストのみの表記

折井あゆみ、神尾佑、廣瀬千夏、酒元信行、山口協佳、野坂尚也、八百屋杏、斉藤淳、中村綾、山本郁子、小椋毅、田辺留依、田中苑希、樋山雄作

ざっくりとした所感

ようやく次のステップに進んだ。ただ、各キャラクターの心変わりが早すぎて「だったらもっとストーリーをスピードアップさせて他の側面も表現できたんじゃないか」と思ってしまう。現代パートの人間関係が表面的で微妙。時間をかけるならもっと掘り下げればいいのに、余計なシーンが多くて若干イライラする。キャラクターたちが打ち解ける様子を描きたいなら、CMソングを歌うシーンも別のところでやった方が効果的だった。

他の話へのリンク

第1話「余波」
第2話「旅立ち」
第3話「秘密とウソ」
第4話「パラレルとインテリア」
第5話「出口」
第6話「恐ろしい奇跡」
第7話「本物のメイはどうぞご起立を」
第8話「生得権」
第9話「世界軸/アクシス・ムンディ」
第10話「論理を超えて」

木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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