今年の母の日は「モノより思い出」ということで旅行をプレゼントすることにした。交通費・宿泊費・施設利用費など全てこちらで負担することになり、まぁまぁの出費ではあるが日頃大変お世話になっているので、気合を入れてプランニングした。
神戸市王子動物園
神戸市灘区にある「王子動物園」は、1951年に開園した老舗と言っていい動物園である。随所に散りばめられたレトロな看板が魅力的。入園料も近隣にある他の施設に比べて良心的な大人600円。
そして、ここの目玉と言われている動物はパンダである。
しかし、そのパンダさんは現在体調管理のため観覧中止。まぁ、アイドルだから。仕方ない。
今まで片手で数えられるほどしか来たことがない動物園、せっかくなので色々見て回ってきた。ただ、比較的早い時間だったせいもあってか、大概の動物たちは寝てた。…そもそも、動物の活動時間っていつだ。
そんな感じで、いいアングルのショットはあまり撮れなかったけど、その中でもまだ見られる写真を紹介しよう。
入り口すぐのところにあるフラミンゴエリア。2種類のフラミンゴがいる。流石に色が綺麗。しかし匂いがすごい。小学校の飼育小屋(今はほとんどないのかな)の20倍ぐらい強烈な匂いがする。特に夏場あたり、飼育員さんは大変だろう。
クジャク。2羽確認できたうちの1羽が羽の手入れをしていて、羽を全開に広げそうで広げてくれなかった。
名前忘れた。隣の檻が気になるのか、ずーっとフェンス沿いを往復してた。
くま。ご老体らしく入園してから帰るまでずーっと寝てた。ちなみにこの檻はバリアフリー仕様らしい。
今は使われていないクマの寝室。実際に入ることができる。広くはない。
爬虫類エリア。カメかわいい。映画『Lucky』でデヴィッド・リンチ演じるハワードが、ペットの亀に遺産を残したくなるのもわかるぐらい愛嬌がある。
ナマケモノ。その名の通り動かなかった。
動物園の定番、キリンとシマウマ。キリンの尻尾は黒毛。
カンガルー。全く活動的ではない。
エミュー。髪がカールしててツーブロック気味でよく見るとかっこいい。
オラウータン。多分園内で一番「カワイイ」の声が多かった。隣の檻がめちゃくちゃうるさかったけど、そんな騒音にも全く興味を示さず(多分日常茶飯事で慣れてるんだろう)なんか悟ってる雰囲気すら漂わせていた。
そんな隣の檻でずーーーっと騒いでいた2匹のシロテナガザル。園内一アクティブ。
アシカ。1匹だけずっと落ちそうな位置で寝てた。泳いでた一番大きなアシカはサービス精神があるらしく、人間の方に向かってなんかアピールしてた。
ゾウ。ツノってあんなに伸びるんだね。びっくり。
ジャガー。やっぱり眠そう。
普段はきっともっと活動的なんだろう動物たちが見られる王子動物園のサイトはこちら。
有馬温泉
王子公園駅で思わぬトラブルに見舞われて(ネガティブな内容なので詳しくは触れないが)新神戸駅までタクシーで行き、そこから複数の駅を乗り継いで約30分程度で有馬温泉駅に到着。
メルヴェール有馬
今回泊まったホテル。駅から徒歩5分弱。近さと眺めの良さが魅力的。
金泉と銀泉の両方を備えた大浴場と露天風呂があり、温泉好き大満足。
夜は平日限定の小懐石、朝はビュッフェがセットで食事でも充実の内容。
なかなか良い宿を選んだと自負している。
有馬ます池
有馬温泉駅から徒歩20分程度のところにあるニジマスの釣り池。鼓が滝の近くとあって水が澄んでいて綺麗である。
こちらで人生初めての釣り体験をしてきた。
3匹以上釣ったら追加料金が発生するので、うっかり4匹目を釣り上げないように注意すること。
とはいえ、池には大量のマスが泳いでいるので釣り糸を垂らしたら秒で食いつかれる。
餌をつける→釣り糸を垂らす→食いつかれる→逃げられる→餌をつけるのループ。
あれ、釣りってこんなに忙しないんだっけ。動かない浮きを眺めて「ぜんぜん釣れないねぇ」ってのんびりするイメージと全然違うんだが。下手したら5分程度で3匹釣り上げてしまうではないか。
結果的に、自分達の不器用さも手伝って目標数に到達するまで30分ぐらいかかった。
釣ったマスは併設された茶屋で唐揚げにしてもらえる。
腸は調理段階で取ってもらえるので、頭から尻尾まで残さず食べられる。これがまた美味しい。ふわふわした身は淡白でカラッ揚げられた衣とよく合う。塩味も効いていて最高。
唐揚げとして食べるには多すぎるという人には、甘露煮と交換して持ち帰ることもできる。こちらは1ヶ月ほど保存が可能。
歩いて腹ごなし、釣って楽しみ、食べて満足してから温泉でのんびりするコースがおすすめ。
この日は残念ながら銀の湯がお休みで、金の湯だけしか入れなかったけど、近くのアイスクリーム屋さんで食べたドーナツ付き豆乳ソフトが美味だったので好し。
晩御飯を作るのが面倒だったので「北極星」でオムライスを食べてから帰った。
トラブルに見舞われて大変な思いもしたけど、まぁまぁ良い母の日のプレゼント旅行だったと思う。