サイロ　第2話「ホルストンの選択」【Apple TV+ドラマ】

Apple TV+は定期的に宮本さんを起用してくれるのがありがたい。なにより、他の動画配信系に比べて吹き替えの質が安定しているし、知名度よりも役にあっているか否かを重視してキャスティングしているように見えるところが良い。

というわけで、今回はApple TV+の新作『サイロ』を追いかけることした。

ざっくりした作品紹介

原作はヒュー・ハウイー作のベストセラーSF小説『WOOL』。

有毒物質が蔓延し、荒廃したことにより地上で暮らせなくなった人類は、地下に巨大サイロを構築。140年前に反乱が起こり、反乱軍は以前のデータや本を全て廃棄。鎮圧された反乱軍は地上に追放され、140年前の過去を知るものたちも皆炭鉱に送られた。現在あるのは絶対不可侵な「協定」と呼ばれる規範。人々は司法部はじめ上層部の監視下で生活を送っていた。

ざっくりしたあらすじ

副保安官のサムとジャンズ市長が見守る中、清掃服を身につけ外に続く扉へと向かうホルストン保安官。サイロの扉が開いた時、彼の目に映る景色は…

一方、カフェテリアでは大勢の観衆と共に、機械工のジュリエット・ニコルズがホルストンの動向を見つめている。数分後、窓の外の景色が完全に静止し、観衆が沈黙する中、ジュリエットは「嘘つき野郎！あの大嘘つき野郎！」と叫んでカフェテリアを飛び出した。ホルストンは清掃員としてサイロの外に出る前、ジュリエットとある約束を交わしていたのだ。

事の始まりは、機械部のジョージ・ウィルキンスが120階から転落死した3ヶ月前に遡る…

ざっくりした人物紹介と相関

ホルストン・ベッカー

演：デヴィッド・オイェロウォ

サイロを管理する保安官。職務に忠実だが、頑固で融通が効かないところがある。3年前に清掃員としてサイロを追放された妻のアリソンの言葉を確かめるために、自らも清掃員として志願する。

ジュリエット・ニコルズ

演：レベッカ・ファーガソン

サイロの最下層で機械工として働いている。転落死したジョージ・ウィルキンスとは深い仲であった。彼が残した謎を解き明かすために、サイロの秩序を脅かしかねない危険な行動に出る。

ジョージ・ウィルキンス

演：フェルディナンド・キングズリー

ホルストン保安官の妻アリソンがサイロを去る前に会っていた人物。サイロに関する重大な秘密を握っていたと思われるが、原因不明の転落死を遂げた。

ルース・ジャンズ

演：ジェラルディン・ジェームズ

ホルストンが住んでいる区画を取り仕切る市長。ホルストン保安官、マーンズ副保安官に対して高い信頼を置いている。

サム・マーンズ

演：ウィル・パットン

サイロを管理する副保安官。ホルストンの相棒。好々爺。まじめで人当たりがいい。怒るとやや口調が荒くなる。ホルストンの後を継ぐつもりはなく、引退を考えている。

マーサ・ウォーカー

演：ハリエット・ウォルター

機械工をしている壮年の女性。ジュリエットの育ての親のような存在。

シムズ

演：コモン

司法部の実力者。両脇に部下を従えて市民を監視している。

キャストと吹き替え

※SNSなどで役者や所属事務所などが自己申告している情報も掲載しています。

キャストのみの表記

一城みゆ希、遠藤大智、露木徳幸、飯島肇、松川裕輝、寺畠陸、橋爪千明、武田太一、反町有里、弘松芹香、坂詰貴之

ざっくりした所感

小説が原作というだけあって、時系列が前後してもストーリーが整然としていてとても追いやすい。まだ序盤で物語が大きく動く前だからというのもあるだろうけど、この後どういう展開になっていくかが楽しみである。

サイロの全体図も細部も作り込まれていて贅沢な映像だと思う。ただ、時折映像がかなり暗くてどうなっているのかが分かりづらいのが難点。

ところで、コモンを見て『ワイルドスピード』シリーズに出てた人だと思ってたらタイリース・ギブソンと勘違いしてた。

他の話へのリンク

第1話「自由の日」

第2話「ホルストンの選択」

第3話「機械」

第4話「真実」

第5話「用務員の息子」

第6話「遺物」

第7話「炎の番人」

第8話「ハンナ」

第9話「逃走」

第10話「外の世界」