エクストラポレーションズ すぐそこにある未来 第6話「2066年:ローラ」

「エクストラポレーションズ すぐそこにある未来」映画だと思ってたらドラマシリーズだった。登場人物が多い上に複数の時代に分かれているようなので、理解向上のためにメモを残しておこう。

ざっくりしたテーマ

少し未来の話。現代では(技術的には可能かもしれないが)普及していないテクノロジーの描写があるのでSFという括りになると思う。地球の気温上昇、海面上昇、大気汚染、各地で発生する大規模な山火事や洪水、飢饉、権利の局地集中化、宗教、家族関係など、幅広い問題を取り扱っている。

ざっくりしたあらすじ

ロンドン。

気温の上昇により体温の調節ができない病気、サマーハートを患っていたエズラ。故人や別れた人の代わりとして、依頼された人物を演じる「パックサービス」という仕事をしている。サマーハートは完治したが、病の影響で脳に負担がかかり認知症の危険に常時苛まれていた。そのため、キャッシュクラウドが提供しているクラウドサービス「マインド・アイ(記憶をデータ化しサーバー上に保存するサービス)」を記憶の喪失を回避する手段として利用している。しかし、気温の上昇によりサービスの価格が高騰して支払いがままならなくなってしまい…

ざっくりした人物紹介と相関

エズラ

演:タハール・ラヒム

他人になりきるサービスで生計を立てている青年。気温上昇により身体に影響を及ぼす病気「サマーハート」を患っていた。病気の後遺症で認知症の危険性が高い。

ナターシャ

演:ジェンマ・チャン

夫の代役としてエズラを雇っているシングルマザー。ひとり娘のハーリンがいる。

ジャニス

演:タラ・サマーズ

キャッシュクラウドの受付案内係。

ローラ

演:デヴィカ・ビゼ

エズラの恋人だった女性。

ハーリン

演:スカーレット・シェール

まだ幼いナターシャの娘。エズラを本当の父親と思い込んでいる。

キャストと吹き替え

役名役者吹き替え

成人エズラ

タハール・ラヒム

川島得愛

ナターシャ

ジェンマ・チャン

國立幸

ジャニス

タラ・サマーズ

今泉葉子

エズラ

ジョアンパウロ・マリェイロ

伊吹芽紘

キャストのみの表記

桜岡あつこ、前田一世、杉崎亮、飯沼南実、小林康介、萩尾みどり、中根久美子、初村健矢、岡田幸子、岡部悟、田中杏沙、田村睦心、田中進太郎、反町有里、黒木沙織、日笠陽子

ざっくりした所感

2話で子どもだった男の子が成長した話。色々散々なことが重なって、散々な生活を送っている。

今回は、暗号資産(ブロックチェーン)のマイニングによる二酸化炭素の増加がテーマ。この世界では人の記憶をブロックチェーンに保存して自由に取り出すことができるという設定になっているけど、何をもって記憶と定義するのか。SFなので深く考えてはいけない。

ジェンマ・チャンってこういうダメな男の女神的な役割が多い気がするけど、ジェンマの出演してる作品をそんなに見ているわけではないので、多分自分の偏見だろう。

川島得愛さんは以前から個人的に注目してるんだけど、こういう「優しい」と「優柔不断」の中間的な役がとても似合う役者だなと思う。

ところで、環境問題の啓発ドラマだからなんだろうけど、通行人や登場人物の台詞がやたら説明くさくてちょっと気になった。

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他の話へのリンク

第1話「2037年:カラスの物語」

第2話「2046年:クジラの死」

第3話「2047年:5つの質問」

第4話「2059年:神のように」

第5話「2059年パート2:夜の鳥たち」

第6話「2066年:ローラ」

第7話「2068年:送別会」

第8話「2070年:環境破壊罪」

木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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