医療機器マニア垂涎のスポット「麻酔博物館」とその周辺をウロウロしてた話

(略)現れている症状と病歴にかんがみて、デボラ・ルース・ローゼンのごとき患者は、脊椎麻酔、すなわち背中の下部に行なう仙骨麻酔をするべきだったということをです。

引用元:バリー・リード著、田中昌太郎訳『評決』(早川書房、1983年)

ポール・ニューマン主演の映画『評決』で裁判のキーポイントとなった「麻酔」。

今回、その存在を知って以来ずっと気になっていた場所、日本麻酔学会が運営している「麻酔博物館」に行ってみた。

麻酔博物館

どうやら10周年記念だったらしく、パンフレットみたいな冊子が無料で置いてあった。ちなみに入場料も無料。それと、来場記念に麻酔科医のキティちゃんストラップを貰った。どうでもいいけどキティちゃんの帽子、ピンクのパンツを被ったようにしか見えん。

麻酔博物館

受付奥に動画資料を閲覧できるスペースがあって、役20本近くのアーカイブを見ることができる。1本だいたい10分から長いもので40分。全部見てたら展示物を見る前に閉館時間になる。全部コンプリートしたければ何度でも来ることだ。自分も数本(早送りしながら)見てみたが、本番の手術風景や緊急蘇生用ポンプの使い方など、かなり専門的な内容が多かった。血が苦手な人はタイトルで回避することをお勧めする。そもそも血が苦手な人は来ないか。

展示物はレトロなものから最新のものまで麻酔機器の実機が並んでいる。さらに、今(2000年代)と昔(1960年代)の手術室を再現したスペースや、麻酔薬・医療機器・学会の歴史がテーマごとに展示されている。何も知らない一般人が見ても十分楽しめる展示だった。

それなのに…自分が見ていた約1時間、誰ひとりとして客が来なかった。なんなら、受付にも誰もいなくてちょっとだけ待った。

こんなに充実した博物館なのに。知名度上げてこ?

その後は近くのIKEAでお昼を食べた。

IKEA神戸

初IKEAだったんだけど、何これ楽しい。今日は買う気がなかったからよかったけど、その気になればいつまでだって居られるし、いくらでも課金できる。これは危ない。

IKEA神戸

ラストは予約を入れていた献血へ。

約1年ぶりであるが、自分は献血が好きである。というか、無料のドリンクとダラダラできるスペースが好きである。そして何より、献血終わりにもらえるいろんなグッズが好きである。

今回はマグカップやらUSBの加湿器やら血小板製剤を模したキーホルダーやら色々もらった。

献血
献血

ローコストでも楽しめるスポットが他にも色々あるみたいなので、Googleマップで探してみることにする。

木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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