丸一日休みが取れたので、ちょっと近場の気になる場所に行ってきた。
兵庫県宝塚市にある旧福知山線の廃線跡を歩くハイキングコース。
武庫川沿いに枕木が残る道をひたすら歩く。
整備がほとんどされてない道で、落石事故があっても自己責任。
途中で何本かトンネルの中を歩くことになるけれど、中に灯りが全くないので足元を照らす光源が必要。懐中電灯があればベストだけど、携帯のライトでも十分事足りる。ライトがないとマジでなんも見えない。夜でも店の明かりや街灯が24時間輝き続ける昨今、真っ暗闇の広い空間に身を置ける体験はとても珍しい。なんか悟れそう。
今回は木ノ元(このもと)方面からスタート。
2本目のトンネルが結構長かった。歩けど歩けど暗闇。枕木と砂利で足場は悪いし、時折水滴が滴り落ちてくる。閉所恐怖症・暗所恐怖症・パニック障害をお持ちの方はやめておいた方がいい。
個人的には鉄道用のトンネルを歩いて渡るなんて経験は滅多にできることじゃないので非常に楽しかった。特にトンネルの先の景色が見えてくるあたりがドラマチックで胸熱。コウモリが飛んでてちょっとびびったけど。
トンネル抜けからの鉄橋は映画のワンシーンみたいでとても絵になる。錆びた色合いも素晴らしい。
春は桜、秋は紅葉が綺麗らしいけど、今はまだくすんだ緑が広がっている。でも、混雑するトンネルじゃ全然風情を感じられないだろうから、シーズンを外して人通りがまばらな時期を選んでよかった。
2時間程度の行程を4時間かけて歩き、武田尾駅に到着。
その後JRで宝塚駅へ。
お土産に炭酸せんべいを購入。
駅近のスパで汗を流し、マッサージチェアで体をほぐす。そして、真向かいのカレー屋で美味しいネパールカレーを堪能する。
帰りは宝塚ホテルをはじめとした美しい川沿いの夜景を眺めながら宝塚駅へ。
心身ともに充実した休日だった。