京都の紙博行ってきた話〜阪急「プライベース」と「京とれいん雅洛」に乗って〜

親が「紙博に行きたい」と言ってきたので、急遽京都に行くことになった。せっかくなので、最近できた阪急電鉄の座席指定サービスを使おうということになり、ネットで席を手配した。

ちなみに「紙博」というのは、雑誌編集や店舗、不動産などを運営している「手紙舎」が手掛けている紙や文房具を中心としたイベントのこと。東京を中心に京都や福岡などで開催され、毎回結構な数の企業がブースを出してる。

前に行った時は神戸で開催していた。その時も親と行ったのだが、そこで購入した紙がそろそろ尽きようとしていたところ、タイミングよく京都で開催していたというわけ。

阪急電鉄京都線 座席指定サービス「PRiVASE」

今年の7月にデビューした阪急電鉄京都線の座席指定サービス「PRiVASE」。
通常料金に500円追加すると指定席が取れる。

個人的にはメリットがあると感じた。仮に阪急梅田駅から京都の烏丸まで行くとしよう。だいたい40分から1時間ぐらいかかる。観光シーズンや通勤ラッシュ時に乗るとずっと立ち続ける羽目になるのでつらい。荷物が多いと尚更。使用頻度がそれほど高くなければ、1回500円の追加料金はそれほど高いとは思わない。ゆとりのある席でのんびり京都まで。いいじゃない。

 
というわけで、ホームの写真。流石にサービス開始直後とあって、全面的に大きくアピールしている。
あらゆるところに「PRiVASE」の広告が。

 
車体の側面には大きなPのマークが。他の車両に比べて乗り口が広く取られている。本来ならここにいる車掌に予約チケット(だいたいはメールで届いたもの)を見せるのだが、特に確認するでもなく、スルーっと中に誘導された。

 
今回利用したのは2列シート。反対側には1列シートがあり、座席の大きさは同じで広さは十分。シートは阪急らしいオリーブ色。ちょっと思ってたより硬め。隣とはパーティションで仕切られておりパーソナルスペースが確保されている。リクライニングシートになっており、感覚的には新幹線の座席に近い。

 
足元にはコンセントとリクライニングシートのレバー。レバーの動きはそこそこスムーズ。光っているところは読書灯のスイッチ。午前中は全く必要ないが、夕方以降には使う機会があるのかもしれない。

 
折りたたみのテーブルもついてる。強度はまずまず。ラップトップぐらいなら余裕で載せられる。ただ、かなり重くて引っ張り出すのに苦労した。力の弱い人はちょっと大変かもしれない。

このほかにも前座席の背面にドリンクホルダーやマガジンラックがついていたらしいのだが、今回座った席が一番前だったので自分達にはなかった。2列シートの通路側最前は真正面に扉があるので、開いた瞬間に出てきた人と目が合う。扉の前に荷物を置くと多分蹴られるので注意が必要である。

 
ちなみにこちらは1列シート。
ご覧の通り、足元は大きめの荷物を置いても大丈夫なくらい広い。新幹線の指定席ぐらいのゆとりはある。

 
車内はこんなかんじ。指定座席で且つ乗車時に(一応)乗車券をチェックされるので、当然立ち乗りの人はいない。とっても広々としている。

車両についての詳しい情報や、予約は公式サイトで。プラス500円でのんびり京都に行けるなら安い。年に数回程度の利用頻度なら使わない手はない。
 

 

紙博 in 京都

今回の紙博は、京都市勧業館みやこめっせの2階ホールを全面利用して開催された。
総勢134組は過去最多で、正直なところ時間内に全部を見て回ることはできなかった。ランチの予約を入れていたので。なので、とりあえず目当ての封筒と紙のまとめ売りをしているブースを中心に探して回った。

 
夏らしく浴衣姿で着ている人もちらほら。ただ、これだけ暑いと浴衣の方が逆にしんどいのではないかと思わなくもない。色々ワークショップやイベントコーナーも開催していたが、時間がなかったので(以下略)

 
こちらが今回ゲットしたもの。
親はもっと買っていたが、自分は去年買った在庫がまだ残っていたので、今回は控えめにしといた。当然全部気に入っているけど、レトロな鯨のステッカーはいい買い物だったと思う。

紙博についての詳しい情報はこちらから。
 

 

京とれいん 雅洛

阪急電鉄には追加料金なしで乗れる観光列車がある。それが「京とれいん 雅洛」。
大阪梅田から京都河原町の間を土日祝の特別ダイヤで走っている。
時間さえ合えば乗れるのだが、やはりある程度準備していないと望んだ座席には座れない。というわけで、今回は京都河原町発の最終16:41の電車の4号車に狙いを定めて、30分前から並んだ。「並んだ」というか、流石にその時間では自分達くらいしかいなかった。

 
足元にはきちんと案内板が設置してあり、自分がどこの車両にいるのかが分かりやすく書かれている。4号車を選んだのは窓向き座席にすわりたかったから。カウンターテーブルもあるので便利なのである。

 
こちらが京とれいんのお顔。神戸線で使われていた7000系を改造したものらしい。

 

 

 

 
車体のラッピングには京都をイメージした意匠があしらわれ、縮緬のパターンがそこかしこに散りばめられている。

 

 

 

 

 

 
出発まで時間があったので、目的の場所に荷物を置いたら人が乗り込んで来るまで車内を散策する。色々京都をイメージした配色や小道具が散りばめられていて見ていて楽しい。でもこれ、「奈良の電車です」って言われても納得すると思うので、京都らしさとはなんぞやと考えてしまった。

 
自分達が座ったのは4号車の窓向かいの席。窓の下はカウンターテーブルになっていて、荷物が置けて便利。2-3-2-3で計10人が座れるように設計されている。

 
車窓からの景色。日除けは簾になっていて風情を感じる。実際は日差しがとても強かったので写真を撮ったらすぐに日除けを下げたが。

日祝で京都と大阪に来る予定がある方は是非利用してみてはいかがだろうか。
 

LOCANDA SENESE

今回ランチで利用した京都四条烏丸駅近くのイタリア・トスカーナ料理をメインに提供しているお店「LOCANDA SENESE」。「イカリヤ食堂」など京都市内に複数の店舗を持つ「イカリヤグループ」の元統括シェフが始めたお店らしい。しかし、自分はグルメ通ではないので「食べログ」を見てなんとなく雰囲気で選んだ。

 

 

 

 

 

 

 
商業ビルの半地下にあって、ちょっと迷った。土地価格の高い場所にある個人レストランは半地下にあることが多いような気がする。足の悪い人は階段注意。

店舗内、装飾のセンスが良く、聞くとご夫婦で旅行に行った時に購入したものやプレゼントでもらったもので構成しているらしい。それでもごちゃっとせずにまとまっていて、美的なバランスに優れているという印象を受けた。

料理も色とりどり、トマトスープの味はしっかり、フォカッチャはもっちり、パスタもソースが絡んでもちもち。リーズナブルな値段で質の高いものを提供しているのがよくわかる。いい店を選んだ。

 

帰りに、イタリアに興味があると言ったら、雑誌をもらった。
定期購読もできるらしい。こういう専門誌って、沼ると深そうだよね。

お店のサイトはこちら。
 

 

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木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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