いきなり入院することになった時の話。

先日、生まれて初めて入院した(ちなみに救急車で運ばれたことは過去に3回ある)。

今回は手術はせず、投薬治療だったので入院期間は1週間弱と短期間であった。今後も再発する可能性が高い病気(急性虫垂炎)なので、次回の時のために今回気がついたことをメモとして残しておこうと思う。

腹の痛みと突然の入院

ことの始まりは仕事中。下腹部が猛烈に痛くなり、仕事も手につかなくなったので仕方なく上司に報告し早退することにした。ちょうど昼頃だったのでかかりつけの病院はじめ近隣の病院は全て午前診療が終了していた。午後診まで待つにはだいぶ厳しい状態だったので、市の健康医療相談ダイヤルに電話。近所の中規模病院なら空いている可能性があるとのことで、そちらに案内された。
紹介状なしの初診で7,000円も取られるのは痛かったが、それ以上に腹が痛かったのでとりあえずそこにいくことにした。

受付後、内科の待合室で待たされる。1時間ぐらい待ってようやく診察。医師に症状を説明した後、採血とX線検査を受けに痛い腹を抱えながら検査室をハシゴする。その後再び診察室に戻ってきたらなぜか医師が2人。X線検査で調べたところ、虫垂が若干腫れている上に白血球の数値も高かったので、外科の医師を呼んだらしい。外科の診察室で病状の説明を聞く。虫垂炎は初期段階で手術をする必要はないが、白血球の値が気になるので入院して薬物治療を行った方がいいとのこと。自分の仕事は緊急性の高い職種ではなかったので、翌日から入院することを決めた。

そのあと、薬と入院の手引き書と必要な書類をもらって、自宅と職場に電話で状況を報告して帰宅。痛みが治まってきた頃を見計らって、入院の準備を始めた。

入院に必要な持ち物の確認

自分で言うのもなんだが、旅行経験はそれなりにあるので必要なものはだいたい見当がついていたので、特に慌てることもなかった。こちらは今回持っていった物リスト。

①保険証・診察券
これがないと始まらない。

②病院側から渡された必要書類
当日の体調を報告する書類以外は全て記入する。病院でのやりとりを減らすために目を皿にして書類を隅から隅まで確認する。記入漏れ許すまじ。保証人も必要になってくるので、家族や信頼して頼める知人をあらかじめ見つけておく必要がある。

③預け金
病院によるかもしれないが、入院前に預け金を渡す必要がある。預け金は退院後の請求金額から引かれる。ちなみに今回は5万円。

④財布
これもないと始まらない。クレジットOKなら現金よりカードを持ち歩く方が安全かも。自販機を使う可能性があるので小銭入れも持っていく。

⑤着替え・パジャマ・下着
レンタルもできたが、今回は持参した。足りなきゃ洗濯すればいいので。

⑥上履き
スリッパはNGという指示があったので、ジムに通っていた頃使っていたものを持参。

⑦バスタオル・フェイスタオル
お風呂のほか、洗顔・歯磨き・汗拭き・カトラリー洗いなど、使う場面が多いのでフェイスタオルは特に多めに持って行った。

⑧歯磨きセット、シャンプーリンス、石鹸、化粧水、乳液など
お風呂セット一式は重要。ホテルならともかく、病院では多分これらのものは置いてない。ハンドソープは置いてある。

⑨水筒、コップ、カトラリー
水分補給は重要なので、水筒はマスト。病院によっては看護師がお茶を持ってくる場合もある。コップ・カトラリーは持ってくるよう指示があった。

⑩ティッシュペーパー、ウェットティッシュ
病室にないと聞いていたので箱ごと持って行った。

11.携帯とタブレット端末
入院中はできることが限られてくるので、タブレット端末に本と映画をいくつかダウンロードしておいた。テレビは病室にあるけどほとんど見ないので。

12. イヤフォン
大部屋はもちろん、個室でも音が漏れるとよろしくないので、イヤフォン・ヘッドフォンもマスト。コードは長めの方がいい。

13.コンセントと充電器
コンセントは2口以上でUSB差し込み口付きのものが便利。退院の際は忘れずに持って帰ること。

↓↓自分が使っている物↓↓
AC差し込み口3つ、USBポート3つ、とりあえずこれひとつあればモバイル機器の充電は十分。

TESSAN 電源タップ

 

14.耳栓とアイマスク
これは絶対に必要。特に耳栓は安物じゃなくて遮音性の高いものにするべし。自分がいた病棟は小児病棟も兼ねていて夜泣きがすごかった。大部屋だと他の人のいびきやトイレに行く足音とかでも目を覚ましかねないので、眠りの浅い人だけじゃなく全員必要だと思う。

↓↓自分が使っている物↓↓
シリコンタイプで遮音性が高い。イヤーチップのサイズが4種類あるのでフィット感が抜群。外の音を完全に遮断することはできないけど、遠くの話し声やいびき、足音などは聞こえなくなるので快適。

Loop Quiet

 

15.普段飲んでいる薬やサプリ
必ず確認してもらうこと。投与する薬との組み合わせ次第で副作用が強く出る可能性もあるので。

16.文房具
ボールペンと印鑑とメモ帳はあった方がいい。ハサミやカッターは持って行っても没収される。

17.小さなバッグ
コンビニで買い物するときにあると便利。

18.洗濯物を入れる袋、小物を纏める袋
こちらもあれば便利。

19.上から羽織る物
夏でも病室はかなり寒い。厚手のカーディガンやストールなど、暖を取れるものは持って行った方がいい。点滴をする場合腕を通せないので、肩から掛けられるものがベスト。

だいたいこんな感じ。
今回は持って行かなかったけど、カトラリーを洗う用の洗剤は持って行けばよかったなと思った。水で流せば同じやろと思って今回はハンドソープで洗った。

病室での過ごし方

今回入った病室は4人まで収容可能な大部屋。しかし、短期間療養用の部屋だったみたいで入れ替わりが早く、どちらかといえば空いてる期間の方が多かった。自分一人だけしかいなかったこともある。その時は昼ごはんを忘れらされていた(ナースコールで確認したらすぐに持ってきた)。

人がいようがいまいがどちらにせよ大きな音は出せないので、できることといえば携帯いじったり、イヤフォンつけて動画見たり、本を読むくらい。たまにスクワットとかストレッチとかもしてた。

それに、ある程度決まったスケジュールがあるとはいえ、看護師も医師も忙しいので時間通りに検温にくるとは限らない。予想してないタイミングでくることもある。なので、だらしない格好でいるのもあまりよろしくない。
いつ誰がくるかわからないので、運動がてらに散歩したくてもどのタイミングで病室を離れていいかわからない。なので、病室を離れる時は看護師にあらかじめ連絡しておくことをおすすめする。

あと、暇だからといって看護師をおしゃべり相手にするのはやめておこう。まじで忙しい人たちなので。

退院とその後

投薬が順調に効いたので予定通り1週間弱で退院することができた。荷物は前日までにまとめて、支払いに必要な預かり金の証書もすぐ出せるように準備しておけば、当日慌てることがなくスムーズ。薬をもらい、次回診察の予約を確認して自宅へ。

家に着いたらすぐに職場に連絡して、次の出勤日を相談する。持って帰ってきた荷物を片付けたら、すぐに保険会社へ連絡して入院費用請求に関する資料を取り寄せる。すぐにする必要はないけど、時間が経つと書類をどこに置いたかわからなくなるから早めに行動した方がいい。どのタイミングで何が必要になるかわからないので、入院したときに受け取った領収書や書類は全てひとつのファイルにまとめておく。

別件ではあるが、保険会社に聞いたら数年前に罹患したコロナの自宅療養分も請求できるらしい。当時の書類を捨てずにとっておいてよかった。どんな書類も10年ぐらいは保管しておいた方がいいよ。

 
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木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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