モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ 第7話「本物のメイはどうぞご起立を」【Apple TV+ドラマ】

『ガメラ3 邪神覚醒』と『キング・コング(2005)』しか見たことがないくらい、怪獣ドラマに疎い自分がなぜ、『モナーク』を見る気になったのか。それはひとえに宮本さんが予告PVにちらっと出てたから。雰囲気を見るに2〜3話出れば良い方なんじゃないかと思いつつ、とりあえず全話見ることにする。

ざっくりした作品紹介

レジェンダリー・ピクチャーズが制作したモンスター・ヴァース『GODZILLA』『キングコング:髑髏島の巨神』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『ゴジラvsコング』をベースにしたゴジラのドラマシリーズ。2024年には『Godzilla x Kong: The New Empire』が公開を控えている。

怪獣出現によりサンフランシスコが大破した日「G Day」。その場に偶然居合わせたケイトは怪獣の恐怖を目の当たりにする。その数週間後、父ヒロシが飛行機事故で行方不明に。ケイトはヒロシの秘密を探るため、残された鍵を持ってヒロシが生活していたと思われるアパートを訪れるために日本へ向かう。そこでケイトが目にしたものは、ヒロシが築いたもうひとつの家庭だった…

ざっくりしたあらすじ※ネタバレ注意

3年前、シアトル。
レストランでAETの幹部であるホランドと会食しているコーラ(メイ)。プログラマーとしてあらゆる企業から声をかけられていたコーラは彼女からあるビジネスの提案を受ける。

30ヶ月前。AET本部。
コーラは自分の雇用状態に不満を抱えていた。自分の書いたコードの権利が全て会社のものになるというホランドの言葉に憤慨する。
その後、コーラは会社のシステムに侵入し厳重に保護されていた”あるもの”を見つける。
誕生日、コーラの携帯に会社から大量のメッセージが。職場のシステムがダウンしたらしい。ホランドから「あなたのせいね」とメールが入る。恐怖を感じ、その日の夜に家を飛び出すコーラ。妹のメイにだけは真実を伝えていた。

 
2015年、アルジェリアの砂漠。
ゴジラにあたって墜落したヘリ。乗っていたティムは奇跡的に生存していた。

アルジェリア、ティンドゥフの空港。
メイがお詫びにファーストクラスを手配した。ヒロシが自分達を置いて逃げたと憤るケンタロウ。ケイトはヒロシがモナークを辞めた後もゴジラを追っている理由が理解できない。トイレに行くと言って二人の元を離れたメイは、何者かに誘拐される。トイレでメイのコートと携帯、パスポートを見つけるケイト。空港内でメイを探している途中、ボロボロになったティムを発見する。ティムにメイはどこにいるのかと詰め寄るケイト。ティムは何も知らないと言い、一息ついてからビリーとケイコ、ヒロシの行動について知っていることを二人に話す。ケイトはリーの居場所を提供する代わりにモナークのネットワークでメイを探すようティムと交渉する。ティムからメイが偽名を使っており、本名はコーラであることを知らされる。

アラスカ州フェアバンクス、モナーク前哨基地88。
リーとデュヴァルは元モナークの部隊を引き連れ基地を占拠する。間一髪見つからないまま逃げたモナークのバーンズ博士はヴェルデューゴに連絡を取る。火薬庫にある積荷を全て移動させるよう指示をだすリー。

ワシントン州 タコマ
ティムの案内でメイ(コーラ)の住所までやってきたケイトとケンタロウ。彼女の母親と妹に迎えられる。メイは2年前から実家に帰っていない。何かを隠している妹の後を尾行し、彼女から事情を聞く3人。メイはかつて所属していた会社AETから追われていることがわかった。

AET本社。会議室の一室。
元上司のホランドと面会するメイ。
建物の外ではティムとケイト、ケンタロウがどうやってメイを救い出すか考えていた。ティムは自分の権限を使って緊急避難警報を発令する。大勢の社員が逃げ出す中、ホランドはメイに対し、訴えない代わりにモナークで得た怪獣の情報を自分に流すよう脅しをかける。メイは助けにきた3人を一度は追い返す。
ビルを出た途端、車で連れ去られる3人。車の中にはヴェルデューゴがいた。ケイトはティムに対して行った交渉内容をヴェルデューゴに提案する。
一方、メイはスパイになることを拒否する。モナーク(ヴェルデューゴ)の介入でAETから解放されたメイは、無事家族の元に帰ることができた。

車の中。ティムはヴェルデューゴに怪獣の存在とモナークの活動を公にすることを提案する。後日、ヴェルデューゴは世界に向けてメッセージを発信した。

AET本社。
ヴェルデューゴの会見の一部始終を見ていたホランドが誰かと電話で話している。話によると、モナークとAETはメイを解放する際にある取引をしていたらしい。彼女のモニターには「エイペックス・サイバネティクス」の文字が。

アラスカ断層
リーが引き連れている元モナークの部隊が地上に開いた巨大な穴に爆発物を設置している。穴からはガンマ線と思しき光が流れている。ヘリから現場を指示するリー。火薬が爆発した瞬間、地底から怪獣が現れる。爆発が複数回発生し、穴を中心に大きな竜巻が巻き起こる。穴は怪獣を飲み込んで大地に覆われた。

ざっくりした人物紹介と相関

メイ

演:カーシー・クレモンズ
本名はコーラ。メイは妹の名前。妹と弟の3人兄弟。母と祖父と暮らしていた。所属していたAETが猿の生態実験をしていたことを知り、システムを破壊して逃亡。日本で暮らしていた。

ブレンダ・ホランド

演:ドミニク・ティッパー
大企業AETの幹部と思しき人物。コーラ(メイ)の元上司。やり手で口が立ち、有能な人材を集めている。会社では極秘裏に猿の生態実験をしている。

リー(2015年)

演:カート・ラッセル
ケイトたちをアラスカに連れてきた張本人。デュヴァルが集めた元モナークの精鋭たちを引き連れてモナークの基地を占拠する。

デュヴァル

演:エリサ・ラソウスキ
モナーク元関係者。リーに協力している。

ケイト

演:アンナ・サワイ(澤井杏奈)
G Dayの被害者。父のヒロシを追っている。ここぞというときの決断力と交渉力が優れている。

ケンタロウ

演:レン・ワタベ(渡部蓮)
ケイトが日本で出会った異父兄弟。アーティスト。

ティム

演:ジョー・ティペット
モナークの関係者。間一髪生き延び、現在はケイトやケンタロウと行動を共にしている。

ヴェルデューゴ

演:ミレリー・テイラー
モナークの副長官。

キャストと吹き替え

役名役者吹き替え
ティムジョー・ティペット菊池康弘
メイカーシー・クレモンズ潘めぐみ
ケイトアンナ・サワイ(澤井杏奈)喜多村英梨
ケンタロウレン・ワタベ(渡部蓮)村瀬歩
リー(2015年)カート・ラッセル安原義人
デュヴァルエリサ・ラソウスキ川﨑芽衣子
ヴェルデューゴミレリー・テイラー井上喜久子

※SNSなどで役者や所属事務所などが自己申告している情報も掲載しています。

キャストのみの表記

及川いぞう、安藤みどり、杉本ゆう、山口協佳、近松孝丞、平田裕香、安藤みどり、平林剛、村松恭子、上條沙恵子、樋山雄作

ざっくりとした所感

何の情報も持ってないのにハッタリは一人前なケイト。ランダの娘というだけで特に知識や経験があるわけでもないのによくここまで生き残れたなと思う。そしてなぜか次の目的に向かう度に「自分ここで降りるわ」と言いたがるキャラクターたち(そしてすぐに説得される)。

レジェンダリー・ピクチャーズが制作したモンスター・ヴァースは全然見ていないが、メイの所属していた会社が『キング・コング』がらみのなんかなんだろうことは想像がつく。やってることが『キング・コング』っていうか、『猿の惑星:創世記』なんだけど。ようやっとストーリーにエンジンがかかってきた感じがする。カート・ラッセルもようやっとイキイキしだした。

あと、わかってたけどケイトとメイがくっついた。ずっと匂わせてたもんな。ケンタロウが気の毒といえばそうだが、淡白みたいだからあんまり気にしてないっぽい。このドロドロしなさ加減が最近の描き方だなと思う。

他の話へのリンク

第1話「余波」
第2話「旅立ち」
第3話「秘密とウソ」
第4話「パラレルとインテリア」
第5話「出口」
第6話「恐ろしい奇跡」
第7話「本物のメイはどうぞご起立を」
第8話「生得権」
第9話「世界軸/アクシス・ムンディ」
第10話「論理を超えて」

木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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