パンダ

和歌山湯治の旅〜和歌山の整形外科と白浜のとれとれ〜

ある日TVでとある医者が長年行っている腰の治療について放送していた。なんでも、特殊な器具と内視鏡を使って腰椎の神経を手術するらしい。それによって大掛かりな外科手術をすることなく入院期間も短期間で済むそうだ。

長い間腰やら膝やらの痛みに悩んでいる親がこれに飛びついたのも無理はない。早速病院を予約して診察してもらうことになった。場所は和歌山。日帰りで行ける距離とは言え、まぁまぁ遠い。一人で行くのは心配ということで、自分もついていくことになった。せっかくなので泊まりで観光もしようという話になって、白浜の宿をとった。とってから気がついた。病院のある和歌山駅から白浜ってかなり遠い。これは交通費だけでもかなり飛んでいく。あまり知らない県を観光するときは、目的地間の距離も確認しておく必要があるのだということを忘れていた。

ということで、和歌山県に行った時の話。

和歌山駅

和歌山駅。こんなにも駅名の看板が目立たない駅はあまりみたことがない。完全にMIOに食われておる。病院に行くためだけに寄った場所なのでこれ以上は特にない。

くろしおで白浜へ

「くろしお」で白浜へ。台風が来るかもしれないということで大雨を予想していたけど、温帯低気圧に変わったので小雨程度に収まってくれてよかった。とはいえ、曇り空では海の景色もあまり映えないけど。

パンダの警告

安全のしおりにパンダが。

くろしお

白浜着いた。これは乗ってきた「くろしお」。顔は似てないが色が東北新幹線の「はやぶさ」に似ている気がする。いかにも観光地らしい看板が背景にでかでかと写っているが、今回泊まったのはここではない。

とれとれヴィレッジ

今回泊まったのは戸建ドームが密集した村のような宿泊施設「とれとれヴィレッジ」。

カート

受付から宿泊地までカートで連れてってくれる(入館時のみ)。

入場門

宿泊施設の前には入場門があって夜間は出入りできないようになっている模様。一応受付がある建物の横にコンビニがあり、22時まで空いてる。夜遊びできそうなところはないので夜間に出歩くことはないという前提なんだろう。

宿泊施設外観

宿泊施設内部

今回泊まった部屋(コテージ?)。ドーム型になっていて声が反響するので、人と喋っていると壁から声が聞こえてくる。広さは十分。ただ、今回泊まった場所でいくつか難点をいえば、ベッドサイドにコンセントがないのと、洗面周りに蟻が何匹もいたこと、全室Wi-Fiがあったらしいのだが何故か自室のWi-Fiが検出されず他所の部屋のものを使っていたがめちゃくちゃ電波が弱かったから結局使い物にならなかったことか。やっぱホテルはコンセントの場所と数、ネットワークの快適さは必要だよなぁと改めて実感した。

展望台

施設内に展望台があるということで、晩御飯の前に見に行ってみた。なんか特撮ドラマのロケ地とかに出てきそうな雰囲気の建物が。少し前まで雨が降っていたので周囲に誰もいないのがさらに不穏さを高めてくる。

展望台からの眺め

展望台からの眺め

展望台からの眺め

展望台からの眺め。曇りだったせいもあり、なんというかディストピアSFに出てきそうな風景が撮れてしまった。これだけ建物を用意するのも、インフラを整備するのも大変だろうなと思う。メンテナンス費もバカにならないんじゃなかろうか。いろんな意味で強い意志を感じる宿泊施設である。ちなみにペット連れでの宿泊も可能でドッグランも用意してある。

 

とれとれ亭

晩御飯

晩御飯

これは施設近くの「とれとれ亭」で食べた晩御飯。ビュッフェ形式で種類がかなりあるので選ぶのに時間がかかる。すぐそばに市場があるので、海鮮系が豊富。お寿司にちらし寿司、天ぷらに刺身など、他ではあまりみられないメニューが多い。2時間半の時間制限があるので、食べ切れる量を測れるかが勝負。

同館内に温泉施設もあるので入浴してからすぐにご飯が食べられるし、その逆も可。

朝食

朝食

こちらは朝食バイキング。鯛のお茶漬けが美味。自家製豆腐もよかった。

 

とれとれ市場

翌日、チェックアウトして近くの「とれとれ市場」へ。

とれとれ市場

バーベキュー施設が併設してあり、買った魚をバーベキュー用に調理してくれる。かなり広いうえに、店舗ごとに会計をする必要がある。目についたものを片っ端から買っていくと最終的にえらいことになるので、まずは一周下見をしてから買うものを決めたほうがいい。

えびだらけ

かいだらけ

えびだらけ

うにだらけ

普段スーパーで見ることがないものばかりなので、値段が安いのか高いのかわからん。ここら辺は結局買わなかったけど、もし今度来ることがあったらバーベキューも悪くないなと思った。

 

とれとれの湯

市場のすぐ近く、しかしだいぶ高いところに温泉施設「とれとれの湯」がある。露天風呂や岩盤浴、アカスリ、エステの他に飲食コーナーや休憩所などが合わさった複合施設である。

とれとれの湯からの眺め

市場からここまで来るのにめちゃくちゃ長い階段を上がるか、この広大な駐車場をぐるーっと回ってめちゃくちゃ長い坂道をあがるかのどちらかを選択しなければならない。何故なら車がないので。そもそもこの「とれとれパーク」自体、大阪から白浜までの国道を車で来た人たち向けのリゾート施設らしいので、公共交通機関で来る客は想定されていないようなのである。せっかくいい施設を持っているのに勿体無い。まぁ、今回は頑張って坂道を登ってきたけど。

とれとれの湯

こちらが「とれとれの湯」。この日はいい天気すぎて熱中症で倒れるかと思った。

テラス

テラスの休憩所でくつろぐ。昨日の曇り空が嘘のような青空。

この施設、岩盤浴が6種類ぐらいあって全部回ってたら入浴時間含めて1時間ぐらい余裕で過ぎていく。本当はこのあとアドベンチャーワールドにいく予定だったのだが、温泉に入ったらもう動く気失せた。温泉は人を無気力にする。

サーモンいくら丼

風呂上がりに館内の食事どころでサーモンいくら丼を食べて、休憩室で2時間ぐらい寝て、土産物屋で買い物をして、時間いっぱいまで満喫してからタクシーで白浜駅に向かった。

 

白浜駅

パンダ

どこまでもパンダ推し。なんかこの日は大学生くらいの団体観光客がいて休憩室が人だらけだった。人がいない時を狙ってわざわざ平日に設定したのに予想外。

駅弁

帰りの駅弁は軽くおにぎりセットとみかんゼリー。

多少予定は変わったけど、それなりに満足できたいい旅であった。

 

木野 エルゴ

自由と孤独を愛する素浪人。映画と旅行、料理その他諸々趣味が多い。俳優・声優の宮本充さんの吹き替え作品ファン。

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