サイロ　第4話「真実」【Apple TV+ドラマ】

Apple TV+は定期的に宮本さんを起用してくれるのがありがたい。なにより、他の動画配信系に比べて吹き替えの質が安定しているし、知名度よりも役にあっているか否かを重視してキャスティングしているように見えるところが良い。

というわけで、今回はApple TV+の新作『サイロ』を追いかけることした。

ざっくりした作品紹介

原作はヒュー・ハウイー作のベストセラーSF小説『WOOL』。

有毒物質が蔓延し、荒廃したことにより地上で暮らせなくなった人類は、地下に巨大サイロを構築。140年前に反乱が起こり、反乱軍は以前のデータや本を全て廃棄。鎮圧された反乱軍は地上に追放され、140年前の過去を知るものたちも皆炭鉱に送られた。現在あるのは絶対不可侵な「協定」と呼ばれる規範。人々は司法部はじめ上層部の監視下で生活を送っていた。

ざっくりしたあらすじ

機械部による決死の修理により、サイロは無事に正常な動きを取り戻した。

ジュリエットはジョージが残した機械の解析をマーサに依頼し、保安官としての責務を果たすため上層階へと向かう。

バーナードからの呼び出しを受けてジュリエットが向かった先はマーンズ副保安官の自室。そこではジャンズ市長が何者かによって毒殺されていた。市長死亡により代理はバーナードが務めることになり、ジュリエットも宣誓が済んだのち正式な保安官として任命される。ホルストンが残したヒントを探す一方で、ジュリエットは誰からも歓迎されていない雰囲気の中、着任早々ジャンズ市長殺害の捜査をすることになり…

ざっくりした人物紹介と相関

ジュリエット・ニコルズ

演：レベッカ・ファーガソン

元機械工だったが、前任者のホルストン保安官の指名によりサイロの新たな保安官となる。直線的な物言いで敵を作りやすいタイプ。マーンズと協力してジョージ殺害の件とジャンズ市長殺害の捜査を開始する。

サム・マーンズ

演：ウィル・パットン

サイロを管理する副保安官。好意を抱いていたジャンズ市長が目の前で殺害されて自暴自棄になりかけたところ、ジュリエットから秘密を共有されて捜査に協力することになる。

マーサ・ウォーカー

演：ハリエット・ウォルター

機械工を取り仕切っている壮年の女性。ジュリエットが13歳で家を飛び出した時からずっと面倒を見ている。ジュリエットの母であるハンナ・ニコルズとは知り合いだったらしい。

ピーター・ニコルズ

演：イアン・グレン

ジュリエットの父親。医者をしている。仕事が多忙なこともあり。妻と息子を亡くしてから娘ジュリエットとの関係が悪化。ジュリエットが家を出てからほとんど連絡を取っていない。

バーナード

演：ティム・ロビンス

IT部門の部長。ジャンズ市長亡き後、代理の市長を務める。

シムズ

演：コモン

司法部の実力者。ジュリエットを保安官の座から降ろそうと画策する。

キャストと吹き替え

キャストのみの表記

千田ミヤコ、塾ー久、武田太一、反町有里、弘松芹香、ボルケーノ太田、一城みゆ希、橋爪干明、露木徳幸、秋山絵理、松川裕輝

ざっくりした所感

ジュリエットが保安官に着任してようやく第2章突入といった感じ。原作は読んでないから知らないけど。

長年慕い続けてきた人が振り向いてくれた翌日に殺害されたのではキレるのも無理はないけど、酒と暴力に逃避して行動が20代前半の未熟な青年っぽいマーンズ副保安官。若い頃に何人も誤認逮捕しまくって敵を作ってきたんだろうなぁ。ホルストンのおかげで年長者的な対面を取り繕えたのかもしれない。

ところで、ジュリエットがマーサと無線でやりとりするところびっくりしたんだけど。上層部から目をつけられかねない会話を、あんなセキュリティがガバガバそうな無線でやりとりして大丈夫なのか。実際マーンズには聞かれてたし。無線傍受されたら一発アウトやん。そういう大味な設定がSFの特徴と言われればそうなのだが。

他の話へのリンク

第1話「自由の日」

第2話「ホルストンの選択」

第3話「機械」

第4話「真実」

第5話「用務員の息子」

第6話「遺物」

第7話「炎の番人」

第8話「ハンナ」

第9話「逃走」

第10話「外の世界」