「エクストラポレーションズ すぐそこにある未来」映画だと思ってたらドラマシリーズだった。登場人物が多い上に複数の時代に分かれているようなので、理解向上のためにメモを残しておこう。
ざっくりしたテーマ
少し未来の話。現代では(技術的には可能かもしれないが)普及していないテクノロジーの描写があるのでSFという括りになると思う。地球の気温上昇、海面上昇、大気汚染、各地で発生する大規模な山火事や洪水、飢饉、権利の局地集中化、宗教、家族関係など、幅広い問題を取り扱っている。
ざっくりしたあらすじ
DNAを用いた知的財産を有する企業「メナジェリー2100」の社員で生物学者のレベッカは、世界でただ1頭になった雌のザトウクジラの生体データを収集するため、言語を介して彼女とコンタクトをとっている。レベッカはザトウクジラの音声データを人間の言語に翻訳する際、自分の母イヴの音声データを利用していた。それがメナジェリーの企業規約に反していることを知りながら…
ざっくりした人物紹介と相関
レベッカ(ベッカ)
演:シエナ・ミラー
生物学者。「メナジェリー2100」の社員。絶滅危惧種に指定されている動物たちの生存状況を研究している。
エズラ
演:ジョアンパウロ・マリェイロ
レベッカの息子。「サマーハート」と呼ばれる難病を患っている。
イヴ
演:メリル・ストリープ
レベッカの母。
オマール・ハッダード
演:タハール・ラヒム
レベッカの夫。
キャストと吹き替え
役名 | 役者 | 吹き替え |
レベッカ | シエナ・ミラー | 田村睦心 |
イヴ | メリル・ストリープ | 萩尾みどり |
エズラ | ジョアンパウロ・マリェイロ | 伊吹茅紘 |
ニコラス・ブルトン | キット・ハリントン | 川本克彦 |
オマール・ハッダード | タハール・ラヒム | 新垣樽助 |
キャストのみの表記
桜岡あつこ、初村健矢、岡田幸子、岡部悟、富岡泰崇、松本保典、飯沼南実、久保弥優、上田晴美
ざっくりした所感
前回から9年後、多くの大型哺乳類が絶滅した世界。前回が物語の世界観を視聴者に説明するための回で、今回はレベッカというキャラ固有のストーリーにスポットを当てている。動物たちとかなり高いレベルで意思疎通をはかれる技術が確立しているという設定だが、犬に関して言えば人間の体調管理ロボットみたいな扱いになっている。ちょっと気の毒。こういう現実と地続きのSFでは、テクノロジーの技術表現が実現可能ギリギリのラインであることがセオリーだと思ってるんだけど、動物との高度な意思疎通は難しいんじゃないかな。
↓↓スコット・Z・バーンズの監督作品↓↓
他の話へのリンク
第2話「2046年:クジラの死」
「エクストラポレーションズ すぐそこにある未来 第2話「2046年:クジラの死」」への7件のフィードバック